家相が気になる?(4)今のプランを回転し鬼門を避ける?
○今回のポイント 1 家相によって、プランのやり直しが必要なことは多々ある
○今回のポイント 2 鬼門を避けるためにプランを回転させる
家族とさんざん議論し、やっと希望のお気に入りのプランができた矢先、どうしても鬼門が当たる場合などいったいどうしたらよいか?
「このプランで設計し見積もりまで出来たところで、実家からの援助を断られました!」と、聞けば家相が悪いと言うのです。なるほど図面が終了し予算オーバーの頼みをしたところで親が知り合いの家相家に見せたところ、鬼門など余りの悪さに両親も驚き応援を断られたのです。まさに経済封鎖です。
実はそんな家相のトラブルや不安を持つ人は多いのです。そこであまり大幅なプランを変更をせずに予算にもあまり響かない鬼門の上手な避け方について考えてみましょう。
今まさに建てようとしていた建物のプラン(イラスト1)、見れば図の右の元のプランは台所などのコンロや水回りがすべて鬼門に障り、さらに玄関は裏鬼門となっていたのです。なるほどこれではどの家相家も吉とは言わないはずです。
<イラスト1:鬼門だらけのプランを回転して?一挙解決(画:天野彰)>
そこで彼らが練った理想の住まい方をあまり変えることのないように、今のプランのまま東西を思い切って、えいやっ!と回転し、そのままで家相をクリアしたのでしたが、階段周りを変更して小中庭をつくり開放感のあるプラン(イラスト1の左)にして、家相をすべて障りのないようにして、結果、親の援助を無事得られたのです。
その後決まった工務店とも話し合って中庭をつくるなど台所をさらに快適にしたのです。
<イラスト2:家相によってさらに快適になったプラン(画:天野彰)>
前回このコラムでもご案内した、NHK Eテレ「明日も晴れ!人生レシピ: “わたしのスペースづくり”」にて紹介された家も将来長く住める家にするためのリフォームで、その際家相にいろいろ支障があったところも見直し、随所で改善をしていたのです。
<Eテレ「人生レシピ」で紹介のS様邸リフォーム(設計:A4A天野彰人)>
次回は「まったく障りのない家とは?」です。
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