○今回のポイント 1 土地探しは、候補地の不動産屋さんに幅広く探してもらう
○今回のポイント 2 土地の候補は多めに探しておくこと
連日の灼熱の七月が終ったかと思いきや台風12号さらに追い打ちをかけるように台風13号が次々関東圏を直撃しようとしています。どうやら今度は東の沿岸沿いで北に向かうと言って?いますが・・・、過ぎ去れば今度はまたもや35度の灼熱地獄に戻ると言う。
しかしそんな中で盆休みの夏休暇に入る人も多いと思うのですが・・・、ここは生涯のチャンス!自分たちだけの家をつくる計画が進みます。自分たちだけの家を創ろうと思った瞬間に暑さも忘れ、現実的なプランと構想が広がるのです。幸いに今家を持っている人はどうリフォームするか、あるいは建て替えるかを資金を考えながら真剣なシミュレーションを試みます。
しかしこれから土地をと言う人はこの休暇中にこそ土地を探します。しかし今や分譲のためのさら地などどこを探してもありません。そこで第一は、その街の不動産屋さんに行って、わが希望の金額の土地を探してもらうのです。ここで何坪欲しいとか、あれこれ条件を付けず幅広く探してもらうことです。運よくそのような土地があれば、候補をいくつか挙げてもらい、まずは自ら見に行くのです。建築工事者が決まっている「建築条件付き土地」でも構いません。
第二は、さら地などはマレなので、古家付きの売り物も挙げてもらうのです。これはどんな家が建っていようとまずは見せてもらうことです。運がよければ廉価でリフォームすれば住めそうな家も見つかるかも知れません。
次は本当に“穴場”ですが・・・、街から放れた住宅地などではなく、街中のさらに市街地の中の売りものを探すのです。「え?こんなに小さい家?」などとあきらめず。取りあえず候補に挙げて見ることです。場合によっては建ペイ率や容積率などの建築制限が有利で、住宅地より大きな家ができることもあります。結果相対的に見れば地価などは割安になることもあるのです。
さてこうしていくつか気に入った?土地が見つかればその値段交渉などはそのあとにしてまずは仮に抑えてもらい次のステップに行くのです。
そうです。こうした段階でそんな土地選定からも相談に乗ってもらえそうな設計者を探すのです。そう、あとはこうしたプロとの打ち合わせでどこまで行けるかを一緒に検討してもらうのです。
次回は、自分たちに合った設計者の探し方?!です。
<街中の家(N様邸 アトリエ4A設計)>
<狭い土地ながらめでたい地鎮祭(天野彰)>
************************************************************************

★
天野彰先生の最新著書 5名様にプレゼント!ご応募はこちらから
(問い合わせ内容欄にプレゼント応募とご記入ください)
2018年5月31日(木)発行 『50代から生涯暮らすリフォーム』天野彰・天野彰人共著、KADOKAWA 価格(本体1,500円+税)
人生100年時代、50代は折り返し点です。長年日本人の住まいを見つめてきた建築家親子が、これからの人生をどう暮らすかをテーマに快適なリフォーム術をアドバイス!実際に手がけた最新事例を基に、写真とイラストでわかりやすく全47の手法を提案します。本当は家のことを 50 代で考えるなどとは遅いのではないか、と思います。 30 代、 40 代で家を建てた人は、その時に 80 年、 90 年という自分自身の人生時計を連想しながら家をつくっていれば、50代で慌てることはないのです。また、今日のように社会問題になっている「空き家」にもならないのです。単なるハウツーにとどまらず、実際設計した住まいの中にイラストにて生活を描き、これからの住む人の人生を考え、いかに活き活き生きていくかを考える本にしています。50代はもちろんですが、同時に若い世代あるいは高齢世代にも自分たちのこととして考えていただく本です。
************************************************************************
★毎週土曜日 最新コラム公開中! 次回お楽しみに♪
★