余りにも長かった世界的なコロナ災禍の毎日に、誰もがゲンナリしている最中、突然起こったロシア軍のウクライナ侵攻!しかも紛争とは程遠い大掛かりな軍備と戦闘で、まるでSF映画さながらな悲惨な現実を目の当りにして世界はさらに重苦しい空気に包まれているのです。
毎日実況で目に入る、砲撃の脅威と破壊、さらにはサリンや細菌、そして核までを匂わせ、生命線であるインフラと住まいを次々壊し市民を脅迫している現実を見ている。
恐るべきは、もはや人を人とは思えない人命の扱いで、地球を守るべきリーダーの近代国家が仕掛け “核を持つ”脅しで、しかも自制すらできないでいることです。
事情はどうあれ、カーボンニュートラルやSDGsなどまるで嘲笑するかのような真逆のSFの暗黒の世界を現実に見てしまったのです。この先私たちは次世代を負う子どもたちに「これは精巧にできたVRのゲームだよ」などといいながら育てていくのだろうか…。
今、老いて足腰もままならない年齢となって、迫りくる大地震や疫病災禍に加え、さらにまさかの核の脅威の戦禍などと、これらの災害からいかに逃れ、安全で安心な避難場所やシェルターなどあるのでしょうか?
その時すでに雨や風などの天候、さらに暑さ寒さの気候など、老いて避難が安全にできるか不安です。そこで逃げずに「在宅避難」を可能にする家が本当にできるのでしょうか?
迫りくる大地震!さらには突然の病や衰えから住みにくい家を大きく耐震防災強化や建替えなど、現実の住まいづくりのお手伝いをさせていただいていて建て主の生活経済と苦難からこの不条理を如実に分かるのです。
しかし不幸なことにあの阪神大地震などでは老人が住む家が倒れ、燃えて多くの人が亡くなったのです。しかもそれが2、300万円の耐震リフォームで助かったかも知れないのです。まさに“家への投資”が老後に安心で地震にも強い「セルフディフェンスの家」となるのです。
今、もう少し頑張って、イラストのような小さくとも外殻がコンクリートで、中は無垢の木造の火災や風水害にも強い、京都の町家のような中庭式の家もできるのです。
さらに発展させて地上では回転しながら陽当たりの良い全方位のガラス張りの家で、いざという時や夜間は地下に沈んで、さらに中庭に強靭な蓋もする!
まるでシェルターのような家も可能なのです。「セルフディフェンスの家」とは住まいだけではなく、自分自身の人生を守る考えなのです。土地さえあれば今からでも建て替えたり、リフォームしたりして「セルフディフェンスの家」はできるのです。

<イラスト1:「殻に囲まれた“現代町家”セルフ・ディフェンスハウス」(画:天野彰)>

<イラスト2:「いざとなったら沈み込むシェルターハウス」(画:天野彰)>

外がコンクリートで中は木造の災害と老後に強いセルフディフェンスの家と地下に沈み込むSFのようなシェルターハウスも可能なのです。
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