amanoakira お役立ちコラム
「天野彰の快適住まい」

健康住宅(6-2)お金を掛けずに心理効果で2LDK脱出?

○今回のポイント 2 空間の仕切りを透明にすることで視界の広がりが生まれる
○今回のポイント3 次々と繋がっていくような間取りや動線で解放感を味わう


空間を“抜く”テクニック?

こうして今の家の間仕切りに縛られず、迫る壁を透かして“透明”?にすることもできます。狭さ感を与える天井の下がった梁が目障りであればそれも透明?にし、さらに実際には無い部屋が壁の向こう側にあるように見せる?こともできます。まさに“空間を抜く”のです。


イラスト2:梁を鏡で透明にする?(画:天野彰)
<イラスト2:梁を鏡で透明にする?(画:天野彰)>


なんてことはありません、自身が映らない高さの天井や壁の隅に細長のププラスティックの鏡を張って今の部屋の天井や壁を鏡に映り込ませ “空間を抜く”のです。実際にはない隣に、まるで天井や壁が続いて行くような錯覚を覚えるのです。


イラスト3:部屋の壁の上に鏡を貼ると天井が続いて見える?(画:天野彰)
<イラスト3:部屋の壁の上に鏡を貼ると天井が続いて見える?(画:天野彰)>


イラスト4:部屋の隅に自分が映らない鏡を貼ると壁が続いて見える?(画:天野彰)
<イラスト4:部屋の隅に自分が映らない鏡を貼ると壁が続いて見える?(画:天野彰)>


私はよくこの“透かし”の手法を用いて、まさに視覚や虚像までも使って住む人、そう自身をも“騙す”のです。実際には一戸建てなら、二階までの吹き抜けや、中庭などで空間を抜いて広がりを持たせます。


ダイアゴナル・プランニング?

 さらに間取りでは部屋の角から対角線の位置に次の部屋の角へ動線を巡らせ視線を続けて展開するのです。まさに対角線の距離は実際の部屋の2辺の長さの√倍となりその分奥行きを広く感じ、さらに新鮮な間取りの展開ともなるのです。私はこれをダイアゴナル手法と称し、多くの空間づくりに使います。



イラスト5:ダイアゴナル・プランとは?(画:天野彰)
<イラスト5:ダイアゴナル・プランとは?(画:天野彰)>


 これで部屋が次々と繋がって広がって行くようになるのです。これらは狭いわが家を視覚的にかつ心理的にも広くする演出で、これに騙されて不快になるものでもなく、狭い空間の閉塞感が無くなります。

いま、長く自粛で籠る生活に開放感と刺激を与えてくれるものと思うのです。

次回は、明かりも灯りも健康に効果的をお話しします。

 


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緊急事態宣言発令後も感染者数収まらない中、
果敢に闘っていらっしゃる医療従事者の皆様方に
さらに敬意と感謝を申し上げます。(天野彰)

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