住まいの設計とは創造ではなく、想像し仮想することなのです。その空間づくりもデザインではなく住む人の生活を想像することで自然に生まれてくるものです。実はこの“想像力”こそ、家づくりの設計に発揮するのです。家を設計し造る側としてではなく、住む側として考えるのです。
当たり前のようですがどうしても設計者は専門の立場から構造やデザインさらに法制限を優先し、その外観にも固執してしまうのです。しかし大切なことはその間取りはもちろんそこに住んでみて陽当たりや騒音、さらに周囲の視線までに想像を巡らすのです。
私自身実際に敷地にテントを張り一昼夜居たこともあるのです。するとその土地の風の流れや人通り、さらに遠くの騒音やトラックの振動まで気になったこともあるのです。

<イラスト1:敷地に住んでみる?!(画:天野彰)>
さらにそこに住む家族の一人一人の身になってみることです? つまり妻の側そして夫の側となってみると生活や過ごす時間差などがまったく違うことも見えてくるのです。まさに仮想の世界ですが、これこそがバーチャルな設計手法と言えるのです。
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緊急事態宣言発令後も感染者数収まらない中、
果敢に闘っていらっしゃる医療従事者の皆様方に
さらに敬意と感謝を申し上げます。(天野彰)
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