amanoakira お役立ちコラム
「天野彰の快適住まい」

健康住宅(2-1) 住まいも医療施設も同じと考える

○今回のポイント 1 病院などの公共施設も、そこで過ごす人の目線で考えた空間づくりが重要


阪神大震災での本当の怖さは破壊の中の物質?

左:阪神大震災での破壊の凄まじさ(写真:天野彰) 右:阪神大震災を3カ月で著した見聞録「地震にかつ家 負ける家(著書:天野彰)
<左:阪神大震災での破壊の凄まじさ(写真:天野彰) 右:阪神大震災を3カ月で著した見聞録「地震にかつ家 負ける家(著書:天野彰)>


感染拡大の中この1月17日、一瞬にして「窒息死」や「圧死」「頭部や内臓などの損傷」「焼死」など5463人、関連死を含めると6000余人もの人を亡くしたあの阪神淡路大地震から26年となりました。その日の朝大阪の療養施設の点検現場の為、私は奇遇にも関西空港降り立ったのです。羽田では大阪に大きな地震があったことを報道されていたのですが、関西空港は機能していたのです。

 しかし、その直後に襲った余震の大きさにその凄まじさを知ったのです。長大な蒲鉾のようなターミナルビルのチュウブフレームの向こう側から轟音とともに揺れが迫って来て,搭乗案内のサインボードが激しく揺れ恐怖を感じたほどです。驚きはターミナルを出た時でした。タクシー乗り場から人が溢れ二階のデッキまで迫っているのです。あの空港島までの3.75キロの連絡橋の鉄道やバスが停止され渡る望みがタクシーのみとなっていたからです。恐る恐る乗って対岸の泉佐野側にたどり着いたのが午後となりました。

 神戸側と電話が通じず、思いきってそのまま被災地の見舞いにと思いタクシーを走らせて行けるところまで行こうとしたのですが、途中の2号線が渋滞し救助の邪魔になると判断して引き返したのです。その西宮口辺り情景はまるで幻影のごとくでしたが、あの破壊と乾いた粉塵の臭いだけは今も鮮明に覚えているのです。今思えばあの中に多くのアスベストもあったと思うとぞっとします。その後の被災地調査でもこのアスベストは断熱材や耐火被覆などとして多く使われていました。解体作業にマスク無しで対応されていた人も多かったのが気になりました。さらにその破壊された中に多くの病院や療養施設が多くあったことにショックを受けたのです。  次号に続く

 

************************************************

緊急事態宣言発令後も感染者数収まらない中、
果敢に闘っていらっしゃる医療従事者の皆様方に
さらに敬意と感謝を申し上げます。(天野彰)

************************************************

★毎週最新コラム公開中! 次回お楽しみにに♪



【最新テーマ】


住まいの知恵(4)壁を溶かし?空間ロボット?誕生
住まいの知恵(3)空間の狭さから解放する
住まいの知恵(2)憂鬱な時代のアクティブな家とは?
住まいの知恵(1)続く緊急事態宣言下の住まいの工夫

親と住む子と住む(7)秘策!「狭い土地にも同居“共働”住宅」?
親と住む子と住む(6)秘策!「二世帯“含み”住宅」?
親と住む子と住む(5)親子「べったり同居住宅」とは?
親と住む子と住む(4)親の本音と子の本音?
親と住む子と住む(3)二世帯住宅は鬼の住み処か?
親と住む子と住む(2)新同居?の家のカタチとは
親と住む子と住む(1)母を喪って超長寿時代を実感!



【BACK NUMBERを見る!】⇒


天野彰のホームページを見る!


since 1966
住宅・医療・福祉施設設計監理

アトリエ 4A

一級建築士事務所
株式会社アトリエ・フォア・エイ

〒150-0046
東京都渋谷区松濤1-5-1
マストライフ松涛203
TEL:03-3469-2461
FAX:03-3469-1339

お問い合せメールmail