amanoakira お役立ちコラム
「天野彰の快適住まい」

健康住宅(1-1) 長時間過ごす家、潤いある健康な空気を!

○今回のポイント 1 日本の家は、建材や生活臭が染みつきやすい多湿な環境だからこそ「通気・換気」が大事
○今回のポイント 2 量産住宅からゆっくり暮らせる家へシフト


 感染者数が全国4,000人越えと、2021年は過酷な年明けとなりました。新年はさっそく緊急事態宣言発令と、この先もさらに家に居る時間が長くなりそうです。そんな自粛の中、いかに快適にそして健康的に過ごして行くかがこれからの住まいの課題となりそうです。


“乾いた空気”の季節、潤いのある室内空間を

 緊急事態宣言発令前の寒くなったころ、新築の住まいやマンションさらに病院福祉施設などに訪問して気になったことがあります。それこそ家のにおいです。マスク越しにもなぜか新建材や塗装のにおいが気になるのです。ひどくはコンクリートやセメントのにおいがそのまま鼻に付くこともありました。寒さのため締め切っていて、もともとコンクリートや新建材多用の建物で当然なのですが、それにしても長時間居るのには気になります。だからと言ってその表面を吹き付け材や塗料やクロスで仕上げても、所詮コンクリートや新建材の“箱”であり冷ややかさも否めません。中に入ってもその玄関やロビー、談話室、そして療養室へとコンクリートの独特の空気が漂うのです。そして寒く乾いた季節は室内が異常に乾き、さらに冷え冷えとするのです。

この季節の住まいや集合住宅、医療や介護施設は“乾いた空気”をさらに注意する必要があるのです。特にウイルス撃退のためには通気や換気を心がけ、かつ加湿もしなければなりません。

  年中湿気の多いわが国の住まいは、通気の悪い家の中に漂う空気はコンクリートや建材のにおいだけではなく、毎日の調理などのにおいやペットのにおいなどが染み付き、医療施設では消毒液やエタノールなどがにおい、老人施設はその生活臭が染み付きます。



都会の中に “山小屋”を?!

 しかしコンクリート構造のマンションでも寝室やリビングなどは取り付ける床や天井、さらに窓枠(内窓)やドアなどの建具や家具を極力無垢(むく)の木製にしてカーペットやクロス、カーテンも分厚いウールや木綿素材にするだけでも室内空気がしっとりします。まさに都会の中の山小屋です。

<都会の中の山小屋?(画:天野彰)>
<都会の中の山小屋?(画:天野彰)>

 

 反対にその表面をカムフラージュしようとして通気性のないビニールクロスや塗装をして塞ぐと今度は下地の建材や接着剤などを乾きにくくしてしまい、かえって後々までにおうのです。 次号に続く                     


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緊急事態宣言発令後も感染者数収まらない中、
果敢に闘っていらっしゃる医療従事者の皆様方に
さらに敬意と感謝を申し上げます。(天野彰)
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